卒業生の声

卒業生の声

インターナショナルアカデミーコース
2023年卒業
宮川まどかさん
上智大学 文学部フランス文学科
  • 昭和学院高校を選んだ理由と、入学後の印象を聞かせてください。

中学生時代、ヒップホップダンスをしていた私は、文化祭でのダンス部の発表を見て、昭和学院への受験を決めました。入学時は部活動と学業を両立できるAAコースを選びましたが、ホテリエの夢を持ちはじめたことで、もっと国際的な視点を身につけ、英語を学びたいと考えるようになりました。そこで担任の先生と相談し、2年生の時にIAコースに変更しました。
AAコースにも、1年生の時点で志望校を国公立と決め、モチベーション高く勉強する子や、友達同士で教え合う様子など、良い刺激がたくさんありましたが、IAもまた、流暢に話す子や、独自の勉強法を確立してIELTSで高得点を出す子など、新たな刺激を受ける日々でした。

  • 昭和学院高校ならではの、ここが良かったということは何でしょう。

校舎がきれいで、快適に学べる場が整っているのは、なによりの自慢だと思います。自習室や教室など、自分で勉強したいタイミングで取り組める場所があるので、塾や図書館にいく必要もありません。先生方も、柔軟に対応してくださるのがありがたかったです。
クラスの雰囲気も明るく、卒業式の前日には、先生も招いてパーティーを開いたことも大切な思い出になりました。
これはIAコースの話になりますが、担任がネイティブと日本人の2名担任制というのがとても自分に合っていました。積極的にネイティブの先生に話しかけながらも、英語力が不安な部分や進路の話などは日本人の先生がサポートしてくれるので、臆さず話す力が身につきました。

  • 現在学んでいることや将来について教えてください。

今はフランスの語学や文化を総合的に学んでいます。ホテリエを目指し色々と調べるうちに、一流ホテルがフランスに集まっていると知り、もっと深く学びたいと思ったからです。高校2年生の夏休みに、学校からの紹介でビジネスを幅広く学べるスタディツアーに参加したことも、将来を考えるきっかけになりました。ツアー先の鳥取でお世話になった、民泊経営者の温かいホスピタリティに大きく心を動かされたのです。さらに当時観た映画「マスカレードホテル」にも感動し、それがホテリエの夢に結びつきました。昭和学院にはマルチリンガルの先生方も多く、その姿にも憧れていたため、フランス語を習得しつつ中国語にも挑戦しながら、ホテリエという夢を実現させたいです。

ジェネラルアカデミーコース
2023年卒業
竹中智哉さん
早稲田大学 教育学部国語国文学科
  • 昭和学院高校を選んだ理由と、入学後の印象を聞かせてください。

小学校から昭和学院に入り、そのまま中学、高校へと進むイメージでいました。しかし、内発的に「絶対に昭和学院がいい」と気持ちを新たにしたのは、文化祭に遊びに行ったときです。中高生の先輩たちがとても楽しそうな雰囲気で、ここで一緒に過ごしたいと強く感じたのです。
私の通ったGAコースは、自由な空気が持ち味です。部活や勉強をはじめ、みんなそれぞれが自分のやりたいことに時間を使えるゆとりがあり、私自身もパソコン部で楽しく活動しながら大学受験を意識した日々を過ごしていました。
伝統校の歴史やその重みと、のびのびと自分らしく過ごせる自由な雰囲気とが共存し、メリハリある雰囲気なのも昭和学院らしさだと感じています。

  • 昭和学院高校ならではの、ここが良かったということは何でしょう。

「チーム昭和」という言葉をよく耳にしました。この言葉には、「一人ひとりを見捨てない、全員で助け合いながら頑張るぞ」という気持ちが込められており、なにがあっても助け合いながら進む生き方を学びました。一致団結の精神は、昭和学院生の誇れる姿勢だと思います。
先生たちがこちらの考えを否定せず、尊重してくれることも大きな励みでした。文章を書くことや読書が好きで、もっと文学を学びたいと思っていたときに、先生には進路について何度も親身に相談に乗ってもらいました。そこから方向性が決まり、将来への迷いも吹っ切れたのです。塾へ行かず、学校の勉強と独学だけで受験を乗り切れたのは、心から信頼できる先生が身近にたくさんいたおかげだと思っています。

  • 現在学んでいることや将来について教えてください。

現在は「国語」という広い枠組みの中で、古代から近現代までの文学や日本語そのものについて学んでいます。将来は小説家を支える編集者のように、文学にまつわる仕事をしたいと考えています。その一方で、進路相談で先生方とたくさん話し合った経験が教育の世界への関心にもつながりました。
大学生になった今は、チューター(講師)として週に1〜2回、自習室で後輩たちの勉強をサポートしています。いろいろな生徒がいるため予想外の質問もあり大変ですが、一緒に考え、解決できたときの喜びはひとしおです。自分自身が塾に行かず受験にチャレンジしたので、今度は同じように頑張っている後輩たちを支えられたらと思っています。